サーフィン・バード Surfin' Bird

トラッシュメン(The Trashmen)

『サーフィン・バード』は、アメリカのトラッシュメンによる1963年リリースのサーフロック。同タイトルのアルバムに収録された。

スタンリー・キューブリック監督の映画「フルメタルジャケット(Full Metal Jacket)」(1987年公開)の挿入歌として使用された他、PCゲーム「バトルフィールド ベトナム」のPVにも用いられた。

この曲は、トラッシュメンのオリジナルではなく、「The Rivingtons(リヴィングトンズ)」のヒットシングル「Papa-Oom-Mow-Mow(パパ・ウー・モウ・モウ)」と「The Bird's The Word(バーズ・ザ・ワード)」の2曲のコーラス部分をメドレーのように組み合わせたもの。

Bird's The Word(バーズ・ザ・ワード)って何?

ちなみに、「The Bird's The Word(バーズ・ザ・ワード)」は、アメリカのトランペット奏者ドナルド・バード(Donald Byrd/1932-)の1955年のアルバム「Byrd's Word(バーズ・ワード)」をもじったものと思われるが、真相の程は定かではない。

映画「フルメタルジャケット」サントラを彩る 魅力あふれる60年代ポップス

スタンリー・キューブリック監督の映画「フルメタルジャケット(Full Metal Jacket)」では、『サーフィン・バード(Surfin' Bird)』の他にも個性的な曲が多数使用されている。

一例をあげれば、ローリングストーンズ(The Rolling Stones)の『Paint It Black』、サム・ザ・シャム・アンド・ザ・ファラオス(Sam The Sham and the Pharaohs)の『Wooly Bully(ウーリー・ブーリー)』など、映画の時代背景となっている60年代アメリカでヒットしたポップスがズラリ。

Full Metal Jacket オリジナル・サウンドトラック

ジョニー・ライトにナンシー・シナトラも!

オープニングで新兵全員が丸刈りにされるシーンで流れていたのは、ジョニー・ライト(Johnny Wright)の『Hello Vietnam(ハロー・ベトナム)』。ベトナムでジョーカーがカメラを盗まれるシーンでは、フランク・シナトラの娘ナンシー・シナトラ(Nancy Sinatra)の『These Boots Are Made for Walkin'』が使われていた。

エンディングの行軍シーンで全員が口ずさんでいたのは、アメリカで50年代頃からテレビ放送されたウォルト・ディズニーによるバラエティー番組『ミッキーマウスクラブ(Mickey Mouse Club)』のテーマソングだ。あのシーンで流れるミッキーマウスマーチはまさにシュールの一言に尽きる。

【試聴】トラッシュメン サーフィン・バード